マレーシアでの就職ポジションを見つけても、就労ビザが取れなければ実際に働くことができません。
書類作成のポイントを改めて押さえておきましょう。

申請に必要な書類と諸条件

マレーシアにある人材紹介会社が推奨する、「求職者に求められる書類について説明します。

証明写真データ

・背景色はライトブルー
・ピクセルは99×142px、データサイズは20KB以下
・フォーマットはjpg(jpeg)に限る

証明写真の準備と圧縮

スマートフォンなどで撮影もできるが、均等に光を当てたり、適当な背景色を選んだりするのは意外と面倒。
証明写真を写真館などで撮ってもらって、データを入手し、それを圧縮するのが最もきれい。それが無理なら証明写真のブースで一旦撮影し、それをスキャンするという方法も考えられる。

パスポートのスキャンコピー

・パスポートの表紙裏表紙を含む全ページ分が必要
・コピーはカラーであること、白黒不可
・全ページいずれも、ページの四方が完全に写っていること
・パスポートの有効期限が12カ月以上先であること
・押印のない「空白ページ」が連続6ページ以上あること
・10MBを超える場合は分割すること(3分割まで可)

大学が発行する学位証明書(英語版)のスキャンコピー

・大学が発行したオリジナル版を、一旦カラー印刷する。
*卒業大学の都合で英語版を発行できない場合は、自身で日本語版を英訳の上、公証人による翻訳証明印を得ること。
・カラーコピー版に雇用企業が以下の内容を記載する
*「Certified True Copy」と押印する
*Managing Directorか人事担当マネージャーによる記名、役職名を記載した上で署名。社印も併せて押印。
・上記を再度カラースキャンコピーしそのデータを使用する

公証人による翻訳証明

日本にある公証役場では、国外に企業が進出したり、留学の際に必要な書類について、その翻訳が正しいことを証明するサービスを行っている。
ネット検索で、「公証役場」「翻訳証明」などと入力するとそうした機関の候補があれこれあがってくる。

Certified Copyとは

「公証人による証明」の意味し、特定の資格のある人が原本を確認した上で、「原本と相違なし」という意味の署名のこと。

最新版の英文履歴書(CV)

・「雇用パス(Employment Pass、EP)」の申請月まで更新済みであること
・卒業からEP申請月まで、1ヵ月の抜け、空白期間が存在しないこと。
・卒業から入社までの間、退職から入社までの間にブランクがある場合は「Dec. 2019〜Jan. 2020 Seeking Job」のように追記すること。

雇用契約書の作成に当たり

「原本に雇用主、非雇用者、双方の署名が可能な場合」
1.雇用主の署名が入ったオリジナルを2部用意する。
2.被雇用者の来社、もしくはドキュメントをクーリエでやりとりし、最終的にオリジナル2部作り、証明1部を本人の控えとする。
3.残り1部LHDNオフィスに持参し、10リンギ分の印紙を購入、貼付する。
4.上記をカラースキャンコピーし、そのデータを使用する。

職務記述書(Job Description)

・ポジション名は、Projection EPで使用したポジション名と完全に同一であること。
・「その職務遂行にはネイティブ日本人の採用が必要不可欠である旨」がしっかりアピールしてあること。

雇用契約書(Employment Contract)

・ポジション名はProjection EPで使用したポジション名と完全に同一であること。
・会社のレターヘッドを使用した、カラードキュメントであること。

雇用契約書の作成に当たり

「ソフトコピーのメール添付でやり取りする場合」
1.雇用主が未署名のカラースキャンコピーを被雇用者に送付する。
2.被雇用者がカラーで出力し、署名。カラースキャンコピーを返送する。
3.雇用主がカラーで出力し、署名。
4.LHDNオフィスに持参し、10リンギ分の印紙を購入、貼付する。
5.上記をカラースキャンコピーし、そのデータを使用する。

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