日本国籍保有者のマレーシア滞在は90日までならビザなしで認められます。
観光以外の目的で入国する場合はビザの取得が求められます。

ビザなし入国の条件

日本とマレーシアの間には、査証(ビザ)免除の取り決めがあります。
日本国籍保有者のマレーシア入国については、滞在期間90日を越えず、かつ報酬など収入を目的とした活動に従事するためのものでなければビザ無しで入国できます。

なお、パスポートの有効期間(残存期間)は6カ月以上が必要なほか、帰路(もしくは次の目的地)への航空券を所持している事が条件となっています。

また、90日以上滞在する場合や、就労を目的とした場合は入国前に査証を取得する必要があります。

90日間ビザ無し渡航が認められない例

宗教活動、調査研究活動、テレビ・映画撮影など。
詳細は、在日本マレーシア大使館などに問い合わせること。

在日本マレーシア大使館

〠150-0036
東京都渋谷区南平台町20-16
consular.tyo@kln.gov.my
休館日:土・日曜とマレーシアと日本の祝日
電話での問い合わせには応じていない。

妊娠中女性のマレーシア入国

妊婦のマレーシア入国について、2012年9月10日から航空会社の規定に従うこととなった。
詳しくは搭乗予定の航空会社に確認すること。

予防接種

日本からマレーシア入国に当たり、義務付けられている予防接種はない。

就労には適正なビザの取得を

就労ビザには、長期就労用のエンプロイメント・パス(EP)と、短期就労用のプロフェッショナル・ビジット・パス(PVP)があります。

マレーシア政府観光局は、不法就労に関するトラブルを避けるため、以下のように注意を促しています。

内容は以下の通りです。
ーー日本人がマレーシアで働くためには、長期・短期の期間にかかわらず、関係政府機関への正規の手続きを経た上、予め就労許可を得て、ビザ(査証)を取得してから従事しなければなりません。
ーー特に、工場や建設工事の現場にいる日本人の出張者や雇っている外国人労働者が、不法就労の容疑で当局に摘発され、国外退去処分や雇用者が処罰された事例がありましたので、くれぐれもご注意下さい。

ボルネオ島ではパスポートチェックがある

西マレーシア(クアラルンプール、ジョホールバル、ペナンなど)からボルネオ島(サバ・サラワク両州)へ移動する場合、国内移動であっても、両州到着時にパスポートチェックがある。
ちなみに、マレーシア国民がボルネオ島へ行く場合もパスポートが必要。

サバ州の注意喚起

サバ州東海岸一帯の大部分では強盗事件や身代金目的の外国人誘拐などが多発しているため、渡航を止めるよう日本外務省は注意喚起を発出している。
同省の海岸安全情報を逐次チェックすること。

日本でのリンギ現金の入手

日本国内の一部金融機関でマレーシアリンギの紙幣が入手できます。
「現地の空港に着いてからホテルに行くのに現金がないと不安」という人などは必要に応じて日本で入手しておきましょう。
クアラルンプール国際空港(KLIA)には両替所が空港施設内にあるので日本円からリンギへの両替は可能です。
ただし、クアラルンプール市内よりもレートはかなり悪いので必要額だけを替えましょう。

税関検査と免税範囲

マレーシアへの入国に際しての免税範囲は、酒類1本(1リットル程度)、紙巻タバコ200本(または刻みタバコ225グラム)です。
また、現金については、10,000米ドル相当以上を持ち込む際は申告が必要となります。
ただし、それ以上の現金を持ち込んでも税金はかかりません。

一方、持ち込みの禁制品があります。麻薬や覚せい剤の持ち込みは死刑を含む極刑が科せられます。
また、マレーシアはポルノに関わる雑誌やビデオなどの所持や持ち込みは厳禁、旅行者といえども厳罰が適用されます。
そのほか、銃器類、短剣やナイフなど(一定の刃渡りを超えるもの)も輸入が禁止されています。

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