日本からマレーシアへは、クアラルンプールなどへの直行便を利用できます。
また、アジアの都市経由のほか、格安航空で飛ぶプランも組めます。
目次
日本〜マレーシア間の直行便
日本とマレーシアの間には、首都・クアラルンプールまでの直行便の他、ボルネオ島のリゾート地・コタキナバルへの直行便が飛んでいます。
また、アジア各地の空港を経由して行くこともできます。
さらに、近年では格安航空(LCC)のフライトが急速に増えており、日本各地からクアラルンプールへの直行便も利用できます。
片道航空券での渡航に注意
マレーシアの入国要件に「マレーシアから出る航空券を所持していること」という条件がある。
片道航空券で飛ぶ場合、出発前にマレーシア出国の航空券の提示を求められることがある。
あらかじめ予約済みの出国航空券のデータなどを見せられるようにしておくこと。
なお、周辺国から出発する航空券でも構わない(陸路などで向かうことができるため)。
一般的な航空会社の便で飛ぶ
日本発航空券を買う際の基本的なポイントをおさらいしておきましょう。
ここで述べる「一般的な航空会社」とは、「LCC以外の会社」という意味です。
日本でいえば、日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)などを指します。「フルサービスキャリア(FSC)」、あるいは「レガシーキャリア」と呼ぶ人もいます。
具体的な状況については以下の通りです。
・これらの航空会社を利用する場合、同一会社便で往復すると割安となる。
・往路の目的地と復路の出発地が異なっていても構わない。例えば、シンガポール着クアラルンプール発、クアラルンプール着バンコク発など。これらを専門用語では「オープンジョー」という。
・マレーシア内都市(ペナンやコタキナバルなど)への通し運賃もある。
また、日本からマレーシアへは、韓国や台湾、香港などを経由して行くこともできます。韓国の二大航空会社(大韓航空、アシアナ航空)が日本の地方空港に積極的に乗り入れているため、仁川国際空港乗り換えで便利に目的地に入ることができます。
また、香港や台北からマレーシア各地への便が多数飛んでいます。
同一航空会社での乗り継ぎ
同一航空会社の便に乗り継いで目的地に行く場合、搭乗券は最終目的地までの分が最初のチェックイン時に発行されるほか、受託手荷物(チェックインバゲッジ)も目的地まで直接届けられる。
日本発の直行便のない都市に行く
日本からの直行便がない地方都市へ行く場合、クアラルンプールまで飛んで国内線に乗り継ぐルートだけでなく、周辺国を経由して向かう方法もある。
シンガポールやバンコク、香港での国際線同士の乗り継ぎは最短1時間程度でも十分可能なため、トータルの所要時間を考えると若干の遠回りルートでも結果として早く着くこともあり得る。
LCCでマレーシアに行く
日本〜マレーシア間はLCC便だけで往復できます。
マレーシアはアジア最大級のLCC・エアアジアの拠点となっており、日本各地への直行便のほか、ASEAN各地に幅広いネットワークを持っています。
LCCは格安に飛べる一方、変更や払い戻し規則が厳しいのが難点なほか、万一遅延やキャンセルが起きた場合に代替便への振替が難しい、といった問題があることを頭に入れておきましょう。
また、受託手荷物には追加料金がかかる、機内の食事や飲み物が有料、といったLCCならではの事情も理解しておく必要があります。
中国経由便には要注意
中国経由のルートの場合、中国の国内空港で一度チェックインをし直す必要があるケースがある。
日本の最寄り空港から中国経由で安く行けるというメリットがあるものの、利用の際はそれなりの情報収集をするのが望ましい。
日本に乗り入れているASEANのLCC
・シンガポール……スクート
・タイ……エアアジアX
・マレーシア……エアアジアX、マリンド
・フィリピン……セブパシフィック
・ベトナム……ベトジェットエア