マレー半島内の各主要都市間はバスや鉄道で移動できます。
また、首都圏では鉄道網が整備されています。

長距離バスで移動する

主要都市間を結ぶ格安な移動手段としては長距離バスがあります。
また、シンガポールやタイ南部に行く国境を超える国際高速バスもあります。
なお、バスの運賃は、出発時間や運行会社などにより大きく異なります。

首都圏の主要バスターミナルはターミナル・ベルスパドゥ・スラタン(TBS)とプドゥ・セントラルの2カ所があります。

ターミナル・ベルスパドゥ・スラタン・ターミナル

ターミナル・ベルスパドゥ・スラタン(Terminal Bersepadu Selatan=TBS)はバンダル・タシック・スラタン駅に隣接しています。
日本語に直訳すると「南部総合バスターミナル」というもので、全国150もの行き先に向け、バスが頻繁に出ています。
チケットはTBSのサイトまたはカウンターで購入できます。出発時間の30分前にはチェックインを求められます。

プドゥ・セントラル

チャイナタウン近くにはプドゥ・セントラル(Pudu Sentral)と呼ばれるターミナルがあります。
2015年まではここが主要バスターミナルでしたが、同年以降はクアラルンプール国際空港やゲンティン・ハイランド、スレンバンといったごく限られた地区にだけバスが運行しています。
このターミナルから発着するバスに乗る場合のチケットはカウンターで買うことになります。

長距離鉄道で移動する

マレー半島の主要都市間には国鉄であるマレー鉄道(KTM)が走っています。

マレー半島を縦断する鉄道路線は東西に分かれます。東海岸線はクランタン州トゥンバットからジョホール州ジョホールバルまでの路線。
途中、ジョホール州グマスで西海岸線と接続します。

西海岸線はジョホールバルからクアラルンプールを通り、ペラ州イポーやタイピン、クダ州アロースターを経由してペルリス州パダンブサールまでの路線で、国境を超えてタイ南部に行くことができます。

長距離区間には「インターシティー」と呼ばれる優等列車が走っています。

KTMはまた、首都圏電車の運行も行なっています。「コミューター」と呼ばれる路線は、KLセントラル駅をハブに南北に路線を伸ばしています。

KTMのサイト

時刻表やチケットの購入などについてはKTMのサイトへ。
チケットは駅の窓口やオンライン上で出発日の60日前から購入できるが、通しで買えない区間もある。
公式WEBサイト

シンガポールへの列車

かつては「マレー鉄道」の名で、バンコク〜クアラルンプール〜シンガポール間が繋がっていた。
現在、シンガポール行きは国境の都市・ジョホールバルからシンガポール側のウッドランドとを結ぶ区間列車しかない。

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