Q 街ではどんなものが買えるの?
A 街には、ショッピングモールやデパート、スーパーやコンビニが至る所にあり、買い物には事欠きません。
モールやスーパーは日本と同水準
イオンが幅広い店舗網を持つ

しかしクアラルンプールをはじめとする都市の中心部には、先進国と比べて遜色ない水準のデパートやショッピングモールがあります。
特筆すべきは、日本の大手スーパーチェーン・イオン(AEON)がマレーシアに幅広い店舗網を展開していること。
クアラルンプールだけでなく、ジョホール・バル、ペナンなどの地方都市にも店舗があります。
日本食材はもとより、日本風のデリコーナー、雑貨やカジュアルウェアを扱うフロアもあり、商品ラインナップも充実しています。
一方、ISETANはマレーシアで長い歴史を持っており、高級な日本製商品を扱うフロアや充実した「デパ地下」に人気があります。


モールに行くと全て解決
ナーサリーがある施設も

軸となるデパートかスーパーをメインに、テナントとしてショップのほかさまざまなレストランやカフェ、フードコートといった飲食店が設けられています。
モールによっては、子ども向けの遊戯施設やナーサリーもあります。
高級ブランドのテナントを多く集めたところがあるかと思えば、郊外のベッドタウンにあるモールは庶民的なお店が多い、といった具合です。
いずれのモールも大きな駐車場を併設していますから、あちこち回って違いを比べてみるのも面白いかもしれません。



豚肉やお酒は別会計
「ノンハラルコーナー」で買う
マレーシアのスーパーには、イスラム教徒が禁忌とする「豚肉や酒類を扱うノンハラルコーナー」が店舗内に別店舗の形で設けられていることがあります。
そこで買った商品は所定のレジでの支払いが求められます。

たいていの「日本のもの」は買える
地元の人々にも日本由来製品が浸透
マレーシアで日本のモノが簡単に買える理由は、イオンがジャスコと呼ばれていた頃から20年以上にわたって、マレーシアで展開を進めていることが大きいかもしれません。
日本人だけでなく、地元の人々にも日本の食品や雑貨が受け入れられている大きなバックグラウンドが存在します。
イオンはマレーシアで100均の「ダイソー」も一部FC運営しており、価格は割高とはいえ、欲しいものが手に入るのは嬉しいことです。
日本食材を扱う中小企業が数多く出店しているのもマレーシアの特徴です。さらには地元資本のスーパーでも日本食材を揃えて売っていることも普通のことになっています。
輸入食材は値段が高め
お酒が割高なのが難点
マレーシアの主要都市には、輸入食材を豊富に取り揃えたスーパーがあちこちにあります。
日本人が集中して住むエリアにもそうしたお店を見かけます。
「産地がよくわからないモノより日本製の野菜を食べた方が安全」という考えも理解できますが、オーガニック(無農薬)や鮮度の高い地元産の野菜がたくさん出ていますから、そうしたモノと見比べながら購入するのが食費を抑えるコツかもしれません。
なお、アルコール飲料は、「マレーシアはイスラム教が国教」という事情から、酒税が高めなため、輸入ワインやウイスキーなどが割高という難点があります。