マレーシアでの滞在中、突然の歯痛に悩まされることもあるでしょう。特にお子さんの歯のトラブルは少しでも早く処置したいものです。

日本語対応の歯科医での受診

外国語で症状を伝えたり、歯科医から説明を受けることはなかなか難しいので、日本語対応ができる歯科に相談するのがより確実です。

クアラルンプールには日本語で対応する歯科医がいますが、マレーシア全体でみると、内科などのクリニックと比べ日本語で対応できる歯科クリニックの数は限られています。

気になるお子さん向けの治療への対応ですが、日本語が通じる歯科クリニックであれば、日本の歯科医院と同様にビデオやテレビを楽しめる設備が整っている上、医師が日本人への対応に慣れているので、不安なく通院することができるでしょう。

日本語対応の歯科クリニックでは基本的に「日本に準ずる歯科治療が受けられる」と考えてよいでしょう。
もっとも症状によって、マレーシアで治療をするか、帰国時に治療するかなどを判断するのもひとつの考え方です。

歯科治療には、急に痛みが出た時に緊急的に行うもののほか、それに伴う抜歯や入れ歯やブリッジの装着、さらに矯正やインプラント治療などさまざまです。

マレーシアの生活期間は、歯の矯正やインプラントを受けるよいチャンスかも知れません。
歯科医と技術的なことを必ずよく話し合い、納得した上で、という前提はありますが、費用の面を考えると日本よりも治療を受けやすいという水準です。

歯科治療の保険によるカバー

歯科治療に関しては特約以外では駐在員保険や海外旅行傷害保険でのカバーができず、自己負担になるケースがほとんど。
一方、日本の国民健康保険や社会保険に入っている場合は、疾病・傷害で医療機関に行った時と同様、「国保・健保による治療費の補填」の基準に合う治療について払い戻しが可能となっている。

定期的なチェックと歯石取り

一般的に歯科医院では、半年ごとに歯石取り(クリーニング)を含めた定期的なチェックを勧めています。定期的に歯科医に診てもらうことで、虫歯になりそうな場所を早い段階で見つけてもらえるメリットもある。
ホワイトニングなど、歯を美しく見せるための付加的サービスも受けられる。

矯正やインプラントに取り組む

中には治療に2〜3年かかるものもあるが、日本で暮らしている時より歯科クリニックに行きやすい、あるいは自分で自由に使える時間が長く取れるなどの背景を考えると、長期の歯科治療に充てるタイミングとして好適とも考えられよう。

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