マレーシアで手紙や物品を送る際、郵便システムのほか、クーリエサービスが利用できます。
また、国外へは国際宅配便も利用可能です。
目次
マレーシア郵便・POS Malaysia
POS Malaysiaは郵便サービスを行っている機関で、手紙、小型包装物、小包、国際スピード郵便(EMS)などを取り扱っています。
サービスの一環として宅配便を扱うPOS Lajuの運営も行っています。
商用、個人用の国内発送だけでなく、海外への発送も可能で、オプションで宅配物の集荷、保険、ウェブ追跡などのサービスも利用できます。
営業時間はモール内にあるところは午前10時から午後6時で、土曜日が開いているところもあります。独立した郵便局は営業時間もまちまちです。
また、時間外でも自動で受け付けるPAMシステムが郵便局の外に設置されているところがあります。
16in×12in×12inまでの大きさで2キロ以下の国内向け郵便ならPAMシステムで簡単に手続きができます。
日本向けの配送料金と配送日数目安
•手紙(航空便)
20gまで:3.80リンギ
(以降、10gごとに1.40リンギ)、5~11日間
•小型包装物(最高2㎏まで)
250gまで:25.00リンギ
2㎏まで:140.00リンギ 5~11日間
•小包(最高30㎏まで)
1kgまで:90.00リンギ(以降、500gごとに12.00リンギ)、6~14日間
国際スピード郵便(EMS)
以下は参考料金、そのほかの重さでも送付が可能。所要3~7日間
•書類0.5㎏:55.00リンギ
•物品2㎏:151.00リンギ
クーリエサービス
マレーシアには多くの運送業者があり、それぞれの特徴を持ったクーリエサービスを提供しています。
サービスエリアはある程度限られますが、オフィスに集配に来てくれるので便利です。
料金は概ねPOS Lajuより割安で、多くある運送業者の中から自社の用途にあった業者を見つけることができます。
大手の民間クーリエ会社ではオンラインでの見積もりや予約も可能。世界に支社があるので、海外に荷物を運ぶ時も最短で3日から届けられます。
また、大きなネットワークをもっているので、追跡システムの信頼度も高く書類や小包を確実に運んでくれます。
主な民間のクーリエサービス
City-Link
GDex
Ta-Q-Bin
Nationwide express
Skynet
Easy Parcel
国際宅配便を利用する
世界的なネットワークを持つDHL、UPS、FedExといった主な国際宅配便サービス会社がマレーシアでも事業展開しています。
料金は比較的高めですが、即日発送が可能な会社もあり、発送までの時間が早いので急ぎの場合は便利です。
また、郵便局の小包の最大条件を超える荷物を送りたい場合でも、たいていのものなら引き受けてくれます。
他にも配達可能地域が広範囲に渡ることや、荷物の破損や紛失が起こった場合に備えての保険サービスもあります。
以上のように充実したサービスとスピードが特徴の国際宅配便ですが、サービスによっては発送、到着まで時間がかかってしまうものや、会社によって値段が大きく異なる場合があるので事前にウェブサイトなどで輸送費の比較をしてみましょう。
国外からの小包を受け取る場合
日本ほか国外から発送された小包がマレーシアに到着した際、税関により新品や高価なものあるいは商業用物品とみなされると課税の対象となる場合があり、関税を払わないと引き取れないこともあります。
通信販売で購入物品を取り寄せる際など、課税対象になった場合には、郵便局などから通知が来ますので、その案内に従ってください。