マレーシアでロングステイを検討する人の多くは経済的メリットの有無を真っ先に気にしますが、経済的な利点以外にもいろいろな優位な点があります。
目次
マレーシアでのロングステイのメリット
1.経済的メリット
物価は日本の3分の1程度で、銀行口座の定期預金(1年)の金利が3~4%と高い。マレーシアには住民税もない。
2.身体的メリット
リウマチや喘息、関節炎、花粉症などの疾患には気候のおかげもあって緩和されます。
3.精神的メリット
異文化体験ができ、複雑な人間関係からも解放。ゴルフや旅行を楽しめ、ストレス緩和になるでしょう。
移住成功に向けた留意点とは
マレーシアでロングステイをする方が増え、成功する方がいらっしゃると同時に、失敗して帰国される方もいます。
成功するための留意点や心得をまとめました。
2.現地生活に100%の満足を求めず、60~70%にとどめましょう。
3.安全、情報、サービスはお金で買うものと認識しましょう。
4.住んでいるマレーシアに対して感謝をしましょう。
5.現地で楽しめる趣味や打ち込めるものをみつけましょう。
6.日本人、現地の人々を問わず、よい友人を作りましょう。
7.現地の人々を信用し、大事なことを任せる時は注意しましょう。
8.現地の人々を見下した言動はやめましょう。
9.お金の使い方にはバランスを保ちましょう。
10.楽しむこと以外に何か生き甲斐をみつけましょう。
ロングステイ先の都市
日本人のロングステイ滞在先としてマレーシア国内で代表的なところは次の5カ所です。
・クアラルンプール
首都のクアラルンプールは公共交通機関がしっかりとしています。
AEONやISETANといった日系の商業施設があるほか、日本食レストランも多いです。
日本への直行便もあり、便利です。
・ペナン
日本人の滞在者数は2,000人を超えます。総領事や日本人会、日本語対応の病院があるほか、多くの日本食レストランもあります。
ジョージタウンはユネスコ世界遺産都市に指定されており、歴史を堪能できるほか、国内随一の美食の街として知られています。
・ジョホールバル
シンガポール対岸にあるこの街はクアラルンプールと比べても物価が安いです。
ジョホールバルに住み、必要なときだけシンガポールに行く生活も可能です。
政府の開発計画イスカンダル計画が進展中で、不動産や事業投資、留学にも魅力的なところとなりつつあります。
・キャメロン・ハイランド
標高1,500メートルにある高原避暑地。「マレーシアの軽井沢」とも呼ばれています。
英国の植民地時代に開発された場所であるため、町並みは英国風でおしゃれです。
・イポー
中華系の居住者が多く、食べ物がおいしいことで有名な町です。
ゴルフの環境がよく、安価でプレーができるため、近年ゴルフ愛好家に人気があります。
クアラルンプールからは車で3~4時間ほど、電車でも行くこともできます。
現地定住型の1カ月あたりの出費額
現地定住型の滞在者の月間支出の目安は次の通り。
・部屋代(3LDKコンドで年間契約の月家賃)……約80,000円
・食費(外食と自炊の半分)……約50,000円
・レジャー費(ゴルフ週1回、国内旅行月1回)……約40,000円
・交通費(自家用車所有でガソリン代と維持費を含む)……約30,000円
・保険(長期間の海外旅行保険長期に加入)……約20,000円