日々の暮らしに携帯電話とインターネットの接続環境はもはや必須です。携帯端末はマレーシアのローカル番号のものを用意しましょう。

携帯電話を使う

マレーシアでの暮らしに携帯電話は必需品です。配車アプリなどを利用する際などに備え、マレーシアのローカル番号の携帯電話を用意しましょう。

携帯電話会社について

マレーシアには主にMAXIS、Celcom、Digi、U Mobileという4社の大手キャリアがあり、それぞれSIMカードを発行しています。

各社、料金形態やインターネットの回線速度に若干の差はあるものの、都市部や地方都市、観光地などで使用する分には大差なく使用できるため、この4社から選ぶと良いでしょう。

携帯電話のSIMフリー

使用する端末は、どんなSIMカードを入れても作動する「SIMフリー」と呼ばれるものと、各携帯会社のショップなどで販売している所定のSIMカードしか使えない「SIMロック」のタイプとの2つがある。日本でも携帯電話キャリアと契約後、一定期間が過ぎると「SIMロック」が外せるように規定が見直された。ロック解除後の端末をマレーシアに持ち込んで、現地で適当なSIMカードを購入、契約したらすぐに使える。

マレーシアでの携帯電話の契約

携帯電話に「SIMカード」を挿入すれば、難しい設定をすることなく、所定の電波がつながれば電話として使用できるようになります。

携帯電話用SIMカードの契約には、前払いの「プリペイド」と後払いの「ポストペイド」の2種類があります。

「プリペイド契約」は、短期滞在でとりあえず連絡手段を確保したい人などに人気です。一方、「ポストペイド契約」は12〜24カ月などの一定の契約期間(いわゆる「縛り」)を設けて、その分端末価格を差し引くものです。

SIMカードの料金プランは通常、「○○分の通話+○○GBのネット接続」が基準にパッケージで決められています。これは、プリペイドとポストペイドのいずれも同じです。

SIMカードを購入するには

SIMカードは、各キャリア会社の店舗で購入することができます。プリペイド、ポストペイドともに、購入後にトラブルや不明点が出ることもありますので、購入時のレシートはしばらくの間保管しておきましょう。基本的にはパスポートの提示のみで購入可能ですが、ポストペイドの場合は請求先の住所やデポジット(保証金)各種ビザなどが別途必要になる場合があります。

プリペイドの特徴と使い方

前払いとして、その番号にチャージされている分を使い切ったら使用できなくなるため、子ども用携帯としても使われる。料金プランの設定から期限切れまで1週間程度しかないものもある。
SIMカードのチャージが無くなってしまったら、コンビニなどのレジでキャリア名とチャージしたい金額を伝える。その時渡されるレシート上のバウチャーに記載されたの14〜16桁の数字がPin Numberとなる。

ポストペイドの特徴と使い方

外国人が個人契約する場合、雇用パスやMM2Hビザなど、現地の居住資格が確認できる書類の提示を求められる。赴任者の場合、正式なビザが下りてから離任までの期間が2年を切ることもあるため、端末価格や料金プランを計算した上で、契約を行うと良い。なお、契約の際は一定額のデポジットが求められる。また、月々の決済はインターネットバンキングを通じて振込、または各携帯電話会社のショップでレシートを持って支払うかのどちらかで、自動振込のシステムはない。

ポケットWi-Fiを使う

携帯電話に加え、モバイルブロードバンド網に接続できるポケットWi-Fiがあるとパソコンやタブレットでもインターネットを利用できるので、より便利です。

通信各社はポケットWi-Fiも用意しており、まずは専用のルーターを100リンギ程度で購入します。その後、専用のSIMカードを購入する流れは携帯電話と同様で、こちらもプリペイドとポストペイドがあります。インターネットのカバー率などは基本的に携帯電話と同じですので、自身の利用目的をもとに選びましょう。

家庭で使うインターネット

マレーシアのインターネットサービスプロバイダ(ISP)各社は光ファイバー回線の整備を進めています。日本人が暮らすコンドミニアムで、これらの回線が利用できるところも増えています。入居時に接続可能かどうかを確認しましょう。

国内で有名なのはテレコム・マレーシアのUnifi。光ファイバー回線で、国内各地に普及しています。このほかにも各通信会社がサービスを提供しており、各社さまざまなプランを設けています。

なお、固定回線を申し込む手間をかけたくないという人は、ポケットWi-Fiを使用するのが現実的な対応かもしれません。

テレビ網経由でネット接続

マレーシアには、インターネットをテレビ網経由で接続するサービスを行っている会社もあります。最大手は「ASTRO(アストロ)」。例えば同社の「iptv」というサービスでは、ブロードバンド接続とハイビジョン放送の視聴をパッケージにしています。

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