マレーシアでの滞在や生活を始めるに当たり、国の概況についてあらかじめ知っておきましょう。

マレーシアの一般事情

国旗Jalur Gemilang(マレー語で「栄光の縞模様」)。
左上のカントン部の図柄はイスラム教の象徴である月と星を示し、全部で14本から成る赤と白の線は、13州と連邦政府が対等であることを示している。

以下は外務省のホームページを参考にまとめてみたものです。

1 面積
約33万平方キロメートル(日本の約0.9倍)
2 人口
約3,258万人(2019年マレーシア統計局)
3 首都
クアラルンプール
4 民族
マレー系(約69%),中国系(約23%),インド系(約7%)
(注:マレー系には中国系及びインド系を除く他民族を含む)
5 言語
マレー語(国語),中国語,タミール語,英語など
6 宗教
イスラム教(連邦の宗教)(61%),仏教(20%),儒教・道教(1.0%),ヒンドゥー教(6.0%),キリスト教(9.0%),その他

通貨「Ringgit」について

マレーシアの通貨単位はRinggitで、MYRまたはRMで記されます。
マレーシア・ドルとも呼ばれるケースもありますが、一般的にはマレー語の公式名称であるRinggitと呼ばれます。
補助単位はsenで、1Ringgit=100senとなります。なお、Ringgitの日本語表記は二通りあり、「リンギ」もしくは「リンギット」と表記にブレが見られます。
一般的にマレー語でのRinggitの発音は「リンギッ」に近いことから、日本の報道機関はリンギと表記しています(MTownでもリンギと記しています)。

現在の新しい5リンギと1リンギ札は合成樹脂を使ったポリマー製が使われています。

5リンギが2004年、1リンギが2012年にそれぞれ導入されましたが、紙の旧紙幣もまだ出回っていて現行版のお札と同様に使えます。

一方、貨幣(コイン)は1967年から発行されていますが、単位は「セン(Sen)」を使っています。
なお、1リンギ以上のコインはありません。硬貨は50、20、10、5センの4種類がそれぞれ流通しています。

独立後これまで4回にわたって新貨幣を発行し、2012年に発行されたものが最も新しいものです。旧貨幣はサバ州やサラワク州を中心にいまだに流通されていますが、1960年代の貨幣はコレクターに珍重され、数万円で売れることもあるといいます。

時差について

日本との時差は年間を通じ1時間(日本が1時間早い)で、夏時間の設定はありません。
マレーシアの国土は東西に広がっていますが、国内での時差の設定もありません。

なお、同じ時間帯の国・地域としては、隣国・シンガポールをはじめ、ブルネイ、中国、台湾、香港、マカオがあります(タイ、ベトナム、ジャカルタのあるインドネシア西部より、マレーシアは1時間早いです)。

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