Q ジョホール・バルってどんな街?
A マレーシアの南端、シンガポールと接し、近年では郊外でリゾートや新市街地の開発が進んでいます。

ジョホール州の州都
シンガポールは目と鼻の先に

マレーシア南部、ジョホール州の州都となっているジョホール・バル(Johor Bahru)。
マレー半島の南端中央に位置しています。
マレー鉄道のマレーシア側の南端の駅があり、シンガポールとは、ジョホール海峡で隔てられ、長堤Causeway(右写真)に敷かれた鉄道と道路で結ばれています。

ジョホール州は、ゴム、パーム油、パイナップルなどの集散地となっており、シンガポールのほか、各国へ送り出しています。
ジョホール・バルの中心エリアには、マレーシア随一の壮麗さを誇るジョホールスルタンのモスクをはじめ、歴史的な建築物や博物館が点在し、シンガポールからの日帰り旅行先としても人気があります。

また、国内外から訪れる家族連れをターゲットとした、いくつものテーマパークが設けられています。

ジョホール・バルから足をのばして、ゴルフ、フィッシング、マリン・アクティビティのほか、「田舎暮らし体験(カンポンビジット)」でのユニークな体験もおすすめです。

国の「南の玄関口」として繁栄
今世紀に入り、大規模な開発が展開

ジョホールは16世紀初めにポルトガルの侵略により滅びたマラッカ王国最後の王、スルタン・ムハンマド・シャーによって建国されました。
その後ここを拠点に近隣の島々を支配するジョホール・リアウ帝国という大きな帝国となりました。

その後幾多の争いが繰り返され、1866年にスルタン・アブ・バカールがジョホール王国の王に即位します。マレー半島の他の州が英国の植民地となっていくのに対し、ジョホール王国は独立を維持し、独自の経済開発を進めました。そのためスルタン・アブ・バカールは『近代ジョホールの父』と呼ばれています。

マラヤ/マレーシア連邦となったのち、1965年にシンガポールが独立しましたが、その後はマレーシアの南の玄関口として繁栄して来ました。
2006年からは大規模な開発計画「イスカンダル・マレーシア」が進められています。

ジョホール・バルにも空の玄関が
国際線LCCの発着も

日本からジョホール・バルに向かう場合、シンガポールに入って、そこから陸路国境を経由で入るのが一般的です。しかしジョホール・バルにも国際空港が存在します。

街の中心から北約20キロにスナイ国際空港Senai International Airport(JHB)があります。

マレーシア航空の国内線のほか、格安航空(LCC)のエアアジアやライオンエア、ファイアフライなどが乗り入れています。

LCC各社は国内線だけでなく、ASEAN各地への国際線も運航しています。

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